指定発言:高齢者下肢切断者のリハビリテーション

高齢者切断者のリハビリテーションについて, 発言の機会をいただきましたので, I.わが国における切断者の最近の21年間のプロフィールの変遷, II.切断術後の断端ケアの方向, III.軽量化および日本人の生活様式に合致した義足装着上の問題, IV.合併症を伴う高齢者切断者に対する生活環境の整備などについて述べてみる. I.わが国における切断者のプロフィールについて わが国における切断者の疫学調査は, 1967年に行った神戸大学での調査, さらに1976年にリハビリテーション医学会が行った調査があるが, いずれも, 交通, 労働, 戦傷など外傷によるものが70%を占めた. しかし, これらの統計...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:リハビリテーション医学 1991-09, Vol.28 (9), p.693-695
1. Verfasser: 澤村誠志
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:高齢者切断者のリハビリテーションについて, 発言の機会をいただきましたので, I.わが国における切断者の最近の21年間のプロフィールの変遷, II.切断術後の断端ケアの方向, III.軽量化および日本人の生活様式に合致した義足装着上の問題, IV.合併症を伴う高齢者切断者に対する生活環境の整備などについて述べてみる. I.わが国における切断者のプロフィールについて わが国における切断者の疫学調査は, 1967年に行った神戸大学での調査, さらに1976年にリハビリテーション医学会が行った調査があるが, いずれも, 交通, 労働, 戦傷など外傷によるものが70%を占めた. しかし, これらの統計は, ある一定の期間にチェックした切断者にすぎず, 正確なプロフィールには程遠いものであった.
ISSN:0034-351X