骨髄移植後のリハビリテーション

骨髄移植は,従来の薬物療法で効果がないとされる重症の白血病等に対して選択される治療法である.しかしながら,その治療結果として,心臓,肺,筋骨格,神経系等の多臓器にわたる身体的問題点や,ICU症候群等の心理的問題点を生ずることとなる. これらの諸問題に対し著者らは1983年より41例の骨髄移植後の患者に対し,impairment,disabilityに留まらず,handicapも考慮した幅広いリハビリテーションアプローチを導入し,良好な結果を得た.今後は他の臓器移植後の患者に対しても総合的なリハビリテーションアプローチは広く応用されるものと考える....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:リハビリテーション医学 1991/01/18, Vol.28(1), pp.11-19
Hauptverfasser: 石田, 暉, 加藤, 俊一, 林, 克郎, 神内, 擴行, 及川, 由香
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:骨髄移植は,従来の薬物療法で効果がないとされる重症の白血病等に対して選択される治療法である.しかしながら,その治療結果として,心臓,肺,筋骨格,神経系等の多臓器にわたる身体的問題点や,ICU症候群等の心理的問題点を生ずることとなる. これらの諸問題に対し著者らは1983年より41例の骨髄移植後の患者に対し,impairment,disabilityに留まらず,handicapも考慮した幅広いリハビリテーションアプローチを導入し,良好な結果を得た.今後は他の臓器移植後の患者に対しても総合的なリハビリテーションアプローチは広く応用されるものと考える.
ISSN:0034-351X
1880-778X
DOI:10.2490/jjrm1963.28.11