企図・動作性ミオクローヌスの病態と反復訓練効果の検討

臭化メチル中毒により企図, 動作性ミオクローヌスをきたした症例に対し単純な反復運動訓練を施行した. その結果, 訓練効果が一時的にみられ, 所要時間の短縮, 動作パターンの改善傾向がみられることがわかった. しかし, その効果は持続せず, 短時間の休息で元の状態に戻り, 精神的緊張が加わるとかえってミオクローヌスが増悪することが観察された. このため運動機能, ADLの改善を図ることは困難であったが, 反復訓練によるリラクセーションがリハビリテーションアプローチの糸口となることが思惟された....

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Veröffentlicht in:リハビリテーション医学 1987-03, Vol.24 (2), p.117-119
Hauptverfasser: 染矢富士子, 尾尻恵子, 立野勝彦, 洲崎俊男, 濱出茂治
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:臭化メチル中毒により企図, 動作性ミオクローヌスをきたした症例に対し単純な反復運動訓練を施行した. その結果, 訓練効果が一時的にみられ, 所要時間の短縮, 動作パターンの改善傾向がみられることがわかった. しかし, その効果は持続せず, 短時間の休息で元の状態に戻り, 精神的緊張が加わるとかえってミオクローヌスが増悪することが観察された. このため運動機能, ADLの改善を図ることは困難であったが, 反復訓練によるリラクセーションがリハビリテーションアプローチの糸口となることが思惟された.
ISSN:0034-351X