リウマチのリハビリテーションの20年
「I. はじめに」 リハビリテーションおよび物理医学の歴史の初めにリウマチの治療的アプローチが必ず登場して来る. その名残りは現在まで西ヨーロッパに残っていて, 英国のようにリハビリテーション専門医とリウマチ病学の専門医とが同じ意味をもっている国もある. 私の出身教室である東京大学内科物理療法学教室もその流れをくむものと言えよう. しからば, 今日の時点においてもリウマチ性疾患に対する治療がリハビリテーションの主流の一角を占めているかと言うと, 甚だしく疑問と言わざるを得ない. その理由は, リウマチ性疾患のリハビリテーションに関して関係者の注目するような華々しい進歩が無いからではあるまいかと...
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Veröffentlicht in: | リハビリテーション医学 1983, Vol.20 (6), p.397-402 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I. はじめに」 リハビリテーションおよび物理医学の歴史の初めにリウマチの治療的アプローチが必ず登場して来る. その名残りは現在まで西ヨーロッパに残っていて, 英国のようにリハビリテーション専門医とリウマチ病学の専門医とが同じ意味をもっている国もある. 私の出身教室である東京大学内科物理療法学教室もその流れをくむものと言えよう. しからば, 今日の時点においてもリウマチ性疾患に対する治療がリハビリテーションの主流の一角を占めているかと言うと, 甚だしく疑問と言わざるを得ない. その理由は, リウマチ性疾患のリハビリテーションに関して関係者の注目するような華々しい進歩が無いからではあるまいかと考える. 20周年記念の文としてリウマチのテーマをいただき, 光栄であると共に多少困惑している次第でもある. 「II. 慢性関節リウマチの評価」 慢性関節リウマチを中心とする機能障害を伴う慢性関節疾患の評価に, 関節可動域評価が重要なことは当然である. |
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ISSN: | 0034-351X |