「女性医師が働きやすい病院」チェックリストの開発
「はじめに」2012年の医師・歯科医師・薬剤師調査によれば, 我が国の医師数は人口1,000人当たり2.4人であり, OECD(Organisation for Economic Cooperation and Development)諸国における平均医師数の3.2人(2011年)より低い. このように我が国は深刻な医師不足に直面しており, 日本政府は2010年より全国医学部の定員数を増員させ医師数を増加させる政策をとっている. しかし, 一人前の医師になるまでに医学部6年, 研修医2年, さらに診療科にもよるが専門医まで3年とすると, 少なくとも11年と時間がかかる. よって, 現在有資格者...
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Veröffentlicht in: | 日本衛生学雑誌 2015, Vol.70(3), pp.264-270 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」2012年の医師・歯科医師・薬剤師調査によれば, 我が国の医師数は人口1,000人当たり2.4人であり, OECD(Organisation for Economic Cooperation and Development)諸国における平均医師数の3.2人(2011年)より低い. このように我が国は深刻な医師不足に直面しており, 日本政府は2010年より全国医学部の定員数を増員させ医師数を増加させる政策をとっている. しかし, 一人前の医師になるまでに医学部6年, 研修医2年, さらに診療科にもよるが専門医まで3年とすると, 少なくとも11年と時間がかかる. よって, 現在有資格者である女性医師の社会活用は費用対効果からみても優先的に取り組むべき事項と考えられよう. ところが泉らによれば, 医学部卒業後10年以内に離職を経験している女性は85%であり, 一度常勤を退くと常勤に復職する割合は3割程度であることが報告されている. |
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ISSN: | 0021-5082 1882-6482 |
DOI: | 10.1265/jjh.70.264 |