胃電図の衛生学への応用にむけて

「1. はじめに」科学技術の進歩とともに, 生体計測技術も発展を遂げてきた. 生体計測技術の向上に伴い, これまで計測が容易ではなかった生体信号も測定可能になった. また, 生体信号は心電図や脳波, 筋電図, 重心動揺などを検出して視覚化した波形で, 一般的に自律神経系・中枢神経系の評価や筋疲労の評価, 平衡機能検査などに用いられている. 様々な生体信号が臨床のみならず, 生体医工学, 人間工学, 心理学等の分野で利用されているが, 消化活動を生体信号で測定している例は少ない. 生体信号に関わる研究は, 19世紀末から20世紀初頭にかけて, 心電図や血圧, 脳波などの生体信号が初めてヒトで測定...

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Veröffentlicht in:日本衛生学雑誌 2011, Vol.66(1), pp.54-63
Hauptverfasser: 松浦, 康之, 山本, 哲也, 高田, 真澄, 塩澤, 友規, 高田, 宗樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「1. はじめに」科学技術の進歩とともに, 生体計測技術も発展を遂げてきた. 生体計測技術の向上に伴い, これまで計測が容易ではなかった生体信号も測定可能になった. また, 生体信号は心電図や脳波, 筋電図, 重心動揺などを検出して視覚化した波形で, 一般的に自律神経系・中枢神経系の評価や筋疲労の評価, 平衡機能検査などに用いられている. 様々な生体信号が臨床のみならず, 生体医工学, 人間工学, 心理学等の分野で利用されているが, 消化活動を生体信号で測定している例は少ない. 生体信号に関わる研究は, 19世紀末から20世紀初頭にかけて, 心電図や血圧, 脳波などの生体信号が初めてヒトで測定されたことから始まる. その波形が, 自律神経系・中枢神経系の評価や筋疲労の評価, 平衡機能検査などに用いられている. 様々な生体信号が臨床のみならず, 生体医工学, 人間工学, 心理学等の分野で利用されている.
ISSN:0021-5082
1882-6482
DOI:10.1265/jjh.66.54