P411 地域で働く精神障害者の生きる力を見出すプロセス-病いの体験世界から

【目的】地域で働く精神障害者が生活世界の中で, 彼ら自身がもつ力と環境との相互作用から, 社会との関わりを通じながら希望をもって歩み続け, (本研究ではこれを「生きる力」とする)生きる力を見出しているのではないだろうか. 本研究の目的は, 仕事を継続しながら地域で暮らす精神障害者が, 自分らしく生きていくために, 病いをどのように体験し, どのように「生きる力」を見出しているのかについて, 探求することを目的とする. 【対象と方法】「共同作業所」で働く精神障害者に, 研究の趣旨, 方法, 倫理的配慮事項を説明し, 同意の得られた3名に半構成的インタビューを実施. 逐語録作成後, データを質的帰...

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Veröffentlicht in:日本衛生学雑誌 2007, Vol.62 (2), p.693-693
Hauptverfasser: 畠山禮子, 藤井博英, 八重樫裕幸, 畠山愛子, 三田禮造
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【目的】地域で働く精神障害者が生活世界の中で, 彼ら自身がもつ力と環境との相互作用から, 社会との関わりを通じながら希望をもって歩み続け, (本研究ではこれを「生きる力」とする)生きる力を見出しているのではないだろうか. 本研究の目的は, 仕事を継続しながら地域で暮らす精神障害者が, 自分らしく生きていくために, 病いをどのように体験し, どのように「生きる力」を見出しているのかについて, 探求することを目的とする. 【対象と方法】「共同作業所」で働く精神障害者に, 研究の趣旨, 方法, 倫理的配慮事項を説明し, 同意の得られた3名に半構成的インタビューを実施. 逐語録作成後, データを質的帰納的方法で分析した. 【結果】インタビュー内容を分析した結果, 120のコード, 13のサブカテゴリ, 4のカテゴリが創出された. また, 時間軸に沿って意味内容を分類し, 相互の関連性について分析した. 結果, 4つの位相 , , , が抽出された.
ISSN:0021-5082