ワークショップ エピジェネティクス医学研究会

塩基配列そのものには変化は無いが, DNAメチル化などにより遺伝子発現が変化する現象をエピジェネティクスと呼ぶ. エピジェネティクス異常は, 従来先天異常の発症過程や癌化過程において広く研究されているが, 癌だけではなく, 最近精神疾患や心疾患などにおいても報告されるようになってきた. エピジェネティクスは従来にない新しいパラダイムを医学研究にもたらす可能性が高く, まず第77回日本衛生学会総会でシンポジウム「エピジェネティクス医学の最前線」を開催して, エピジェネティクス研究の重要性を紹介する. 今回は, 衛生学研究者とエピジェネティクス研究者で交流を深めることにより, 学会員の中にエピジェ...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本衛生学雑誌 2007, Vol.62 (2), p.414-415
1. Verfasser: 湯浅保仁
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:塩基配列そのものには変化は無いが, DNAメチル化などにより遺伝子発現が変化する現象をエピジェネティクスと呼ぶ. エピジェネティクス異常は, 従来先天異常の発症過程や癌化過程において広く研究されているが, 癌だけではなく, 最近精神疾患や心疾患などにおいても報告されるようになってきた. エピジェネティクスは従来にない新しいパラダイムを医学研究にもたらす可能性が高く, まず第77回日本衛生学会総会でシンポジウム「エピジェネティクス医学の最前線」を開催して, エピジェネティクス研究の重要性を紹介する. 今回は, 衛生学研究者とエピジェネティクス研究者で交流を深めることにより, 学会員の中にエピジェネティクスに興味を持つ研究者を増やしたい. 特に若手研究者の参加を歓迎する.
ISSN:0021-5082