神経筋サルコイドーシスの診療ガイドライン改訂をめぐって

神経系や筋を侵すサルコイドーシスを神経筋サルコイドーシスと呼ぶ.神経系サルコイドーシスは診断,治療において無 作為化比較試験(RCT)が乏しく,科学的エビデンスに欠ける分野である.そのために診療ガイドラインの整備が遅れてい た.今回,日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会が主体となり,サルコイドーシスのガイドラインの全面改訂が進めら れている.神経筋サルコイドーシスについても,少ないながらもエビデンスを集積し,現段階でどこまでのことが解明され ているかを客観的に検討し,ガイドラインを策定することとなった.その途中経過を2015年11月に開催された第35回日本 サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会...

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Veröffentlicht in:日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会雑誌 2016/10/01, Vol.36(1_2), pp.13-16
Hauptverfasser: 西山, 和利, 横山, 和正, 黒田, 宙, 滝山, 容子, 木村, 成志
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:神経系や筋を侵すサルコイドーシスを神経筋サルコイドーシスと呼ぶ.神経系サルコイドーシスは診断,治療において無 作為化比較試験(RCT)が乏しく,科学的エビデンスに欠ける分野である.そのために診療ガイドラインの整備が遅れてい た.今回,日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会が主体となり,サルコイドーシスのガイドラインの全面改訂が進めら れている.神経筋サルコイドーシスについても,少ないながらもエビデンスを集積し,現段階でどこまでのことが解明され ているかを客観的に検討し,ガイドラインを策定することとなった.その途中経過を2015年11月に開催された第35回日本 サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会で企画されたシンポジウム「サルコイドーシスの新しい診断基準と診療ガイドライン をめぐって」で発表する機会を得たので,その概要をここに紹介する.
ISSN:1883-1273
1884-6114
DOI:10.7878/jjsogd.36.1_2_13