経皮的気管切開術後に気管切開孔上部の狭窄をきたした2例

気管切開術 (気切) には従来からの外科的方法と経皮的方法の2種類があるが, 利便性・安全性 ・経済性から, 経皮的方法が普及してきている。周術期における両者の安全性の比較の報告は多いが, 晩期合併症についての検討は少ない。われわれは, 経皮的気管切開術 (経皮気切) 後に起こった切開孔上部狭窄を2例経験し, 1例は2度目の気切が必要となった。われわれの施設では, 経皮気切後の切開孔上狭窄は47例中2例と少ないが, 従来の外科的気切の方が狭窄が少ないとの報告もあり, 今後追跡調査を行うとともに, 手技の改善が望まれる。...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:蘇生 2008/03/20, Vol.27(1), pp.55-59
Hauptverfasser: 筒井, 理仁, 小泉, 有美馨, 松田, 憲昌, 松本, 聡, 若松, 弘也, 坂部, 武史
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:気管切開術 (気切) には従来からの外科的方法と経皮的方法の2種類があるが, 利便性・安全性 ・経済性から, 経皮的方法が普及してきている。周術期における両者の安全性の比較の報告は多いが, 晩期合併症についての検討は少ない。われわれは, 経皮的気管切開術 (経皮気切) 後に起こった切開孔上部狭窄を2例経験し, 1例は2度目の気切が必要となった。われわれの施設では, 経皮気切後の切開孔上狭窄は47例中2例と少ないが, 従来の外科的気切の方が狭窄が少ないとの報告もあり, 今後追跡調査を行うとともに, 手技の改善が望まれる。
ISSN:0288-4348
1884-748X
DOI:10.11414/jjreanimatology1983.27.55