東京麻酔専門医会有志による医療帰省支援の活動経過
医療帰省を個人やその所属団体で計画し実行するのには困難が多いため, それを助ける企業が存在する. それがアシスタンス会社である. 通常, 患者が個人または団体を通じて加入している保険会社がさらに, このアシスタンス会社と契約を結んでいる. アシスタンス会社は日本での入院先や航空会社の手配, 付き添い医師の要請などを迅速に行い, 保険会社がその費用を支払うのである. また, 患者が保険会社に加入していない場合や, 支払われた保険金が医療帰省の費用に満たない場合でもアシスタンス会社は人道的立場から, できる限りの協力をしてくれる. すなわち, 医療帰省においてアシスタンス会社は非常に重要で不可欠の...
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Veröffentlicht in: | 蘇生 1996/08/20, Vol.14(3), pp.153-153 |
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Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 医療帰省を個人やその所属団体で計画し実行するのには困難が多いため, それを助ける企業が存在する. それがアシスタンス会社である. 通常, 患者が個人または団体を通じて加入している保険会社がさらに, このアシスタンス会社と契約を結んでいる. アシスタンス会社は日本での入院先や航空会社の手配, 付き添い医師の要請などを迅速に行い, 保険会社がその費用を支払うのである. また, 患者が保険会社に加入していない場合や, 支払われた保険金が医療帰省の費用に満たない場合でもアシスタンス会社は人道的立場から, できる限りの協力をしてくれる. すなわち, 医療帰省においてアシスタンス会社は非常に重要で不可欠の存在といえる. 大手のアシスタンス会社はフランスに起源を持つが, 数十年におよぶ発展の過程でフランスにおける蘇生科医と協力態勢ができ, しかも貴重な経験を蓄積してきた. 世界的に見てフランスが医療帰省の分野で高度に組織化されており, 先進的立場にある理由はそこにある. |
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ISSN: | 0288-4348 1884-748X |
DOI: | 10.11414/jjreanimatology1983.14.153 |