ICRP2007年勧告による歯科X線撮影時の実効線量
「緒言」歯科におけるX線撮影は口内法と口外法に分類でき, 口外法ではパノラマ撮影が最も普及している. 国連科学委員会(United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation, Sources and Effects of Ionizing Radiation, UNSCEAR)2000年報告1によると, 1991から1996年の調査では日本における歯科X線撮影頻度は年平均約10,500万件であり, 医療用X線撮影の中で約40%と最も高く, その内の約90%を口内法撮影が, 残りの大半をパノラマ撮影が占めている...
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Veröffentlicht in: | 歯科放射線 2009-12, Vol.49 (1/3), p.50-57 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「緒言」歯科におけるX線撮影は口内法と口外法に分類でき, 口外法ではパノラマ撮影が最も普及している. 国連科学委員会(United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation, Sources and Effects of Ionizing Radiation, UNSCEAR)2000年報告1によると, 1991から1996年の調査では日本における歯科X線撮影頻度は年平均約10,500万件であり, 医療用X線撮影の中で約40%と最も高く, その内の約90%を口内法撮影が, 残りの大半をパノラマ撮影が占めている. 1999年の岩井ら2の調査では日本における歯科X線撮影件数は年間約9,500万件でUNSCEAR2000年報告よりも減少しているが, その内口内法撮影は約85%, パノラマ撮影は約15%であり, パノラマ撮影の割合がUNSCEAR2000年報告に比べて若干増加している. 歯科X線撮影による実効線量に関する最近の報告の多くは, 国際放射線防護委員会(International Commission on Radiological Protection, ICRP)1990年勧告3に基づいて計算されている. |
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ISSN: | 0389-9705 |