52.外部放射線治療前後における顎下腺のCT画像上での変化について

【目的】口腔癌に対する外部放射線治療の際, 唾液腺に放射線が照射されることにより, 唾液流出量が減少することや唾液腺の形態が変化することが知られている. しかし唾液腺のCT画像上での変化についての詳細な報告はほとんどない. 今回我々は, 放射線治療前後におけるCT画像上での顎下腺の変化について評価することを目的とした. 【対象と方法】2000年10月から2003年10月までの期間に当科を受診し外部放射線治療を施行した患者の内, 照射野内に顎下腺を含み, 放射線治療前と放射線治療終了後193日~622日(中央値298日)あけて造影CT撮影を行った患者10人, 計12個の顎下腺を対象とした. 患者...

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Veröffentlicht in:歯科放射線 2004, Vol.44 (4), p.271-271
Hauptverfasser: 玉木順子, 蒲生祥子, 大園航平, 中谷温紀, 柿本直也, 内山百夏, 村上秀明, 古川惣平
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】口腔癌に対する外部放射線治療の際, 唾液腺に放射線が照射されることにより, 唾液流出量が減少することや唾液腺の形態が変化することが知られている. しかし唾液腺のCT画像上での変化についての詳細な報告はほとんどない. 今回我々は, 放射線治療前後におけるCT画像上での顎下腺の変化について評価することを目的とした. 【対象と方法】2000年10月から2003年10月までの期間に当科を受診し外部放射線治療を施行した患者の内, 照射野内に顎下腺を含み, 放射線治療前と放射線治療終了後193日~622日(中央値298日)あけて造影CT撮影を行った患者10人, 計12個の顎下腺を対象とした. 患者は男性6名, 女性4名, 年齢27~81, (中央値67歳)であった. 顎下腺の吸収線量(以下S. G. D. とする)は30
ISSN:0389-9705