O-34 Joint EffusionのMRI T2強調像:SE法とFSE法の比較検討

目的:Joint effusionの描出には, 水を強調したSE法のT2強調像が用いられているが, 近年, 撮像時間を短縮させたFSE法によるT2強調像が臨床にて用いられることが多くなってきた. しかしながら, FSE法のT2強調像は撮像条件により水と脂肪の分離が難しく, joint effusionの検査が困難な症例が臨床にてみられた. 本研究の目的はjoint effusionの検査に適したT2強調像の撮像条件を, ファントム実験および臨床例を用いて比較検討を行い, 有用性を試みた. 対象および方法:ファントム実験:円形および長方形状に水およびベビーオイルを注入したファントムを用い, TR...

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Veröffentlicht in:歯科放射線 2003, Vol.43 (suppl), p.45-45
Hauptverfasser: 森進太郎, 李光純, 加藤正隆, 本橋淳子, 阪柳雅志, 片山雄三, 岡野芳枝, 小椋一朗, 金田隆, 近藤壽郎, 佐野司, 山本実佳, 岡野友宏
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:Joint effusionの描出には, 水を強調したSE法のT2強調像が用いられているが, 近年, 撮像時間を短縮させたFSE法によるT2強調像が臨床にて用いられることが多くなってきた. しかしながら, FSE法のT2強調像は撮像条件により水と脂肪の分離が難しく, joint effusionの検査が困難な症例が臨床にてみられた. 本研究の目的はjoint effusionの検査に適したT2強調像の撮像条件を, ファントム実験および臨床例を用いて比較検討を行い, 有用性を試みた. 対象および方法:ファントム実験:円形および長方形状に水およびベビーオイルを注入したファントムを用い, TR/TE値を変化させながら撮像を施行, それぞれの信号領域から信号比を求め比較検討した. また視覚的評価も行い, 検出した評価点を形態および大きさ別に統計学的検討を行った. Joint effusion像の検討:対象は顎関節MRI撮像を行った患者159例318関節とした. SE法T2強調撮像と比較したFSE法T2強調撮像について視覚的に5段階評価を施行し, 統計学的検討を行った. 結果:ファントム実験:MRI信号値の比(水/ベビーオイル)は, SE法およびFSE法ともにTR/TE値が増加するに従い差が得られた. 視覚的評価の結果, 信号領域が大きいほど水とベビーオイルの識別が容易であった(p
ISSN:0389-9705