内側翼突筋の3次元画像解析
咬筋・内側翼突筋の走行・面積の関連は以前から多くの研究が行われてきたが, それらのデータをコンピューター上で3次元的な方向を考慮し評価した研究は少ない. 目的:1)CT画像3次元表示法により内側翼突筋の走行方向とそれを考慮した断面積の計測法を確立すること. 2)顎変形の無い健常な成人の内側翼突筋の走行方向・断面積を求め, 過去の報告と比較検討すること. 試料・方法:面積・走行方向の計測は過去に報告された方法を基に筋肉の外形線のトレースから中点のプロットまでをパーソナルコンピューター上で行う事とした. 対象は左右対象で咀嚼筋に疾患の見られない男女82人(男性40人, 女性42人), 平均年齢25...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 咬筋・内側翼突筋の走行・面積の関連は以前から多くの研究が行われてきたが, それらのデータをコンピューター上で3次元的な方向を考慮し評価した研究は少ない. 目的:1)CT画像3次元表示法により内側翼突筋の走行方向とそれを考慮した断面積の計測法を確立すること. 2)顎変形の無い健常な成人の内側翼突筋の走行方向・断面積を求め, 過去の報告と比較検討すること. 試料・方法:面積・走行方向の計測は過去に報告された方法を基に筋肉の外形線のトレースから中点のプロットまでをパーソナルコンピューター上で行う事とした. 対象は左右対象で咀嚼筋に疾患の見られない男女82人(男性40人, 女性42人), 平均年齢25.5(SD±5.1)歳で, Angle 1級の者のCT画像を選択した. スライス厚は2~3mmとした. 前顎面・矢状面における筋肉の中心軸がFH平面に対して垂直な直線となす角度をそれぞれθx, θyとした. 面積は, 筋肉の中心軸に対して3次元的に垂直な断面積となる様に, 求めた式に上記の角度を用い補正した. 統計分析は, 角度・面積について全体と性別内での左右差を検定するためStudent's t-testとWillcoxonの符号付順位検定を行った. 結果:内側翼突筋の左右の走行方向はよく相関し左右差は無かった(p |
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ISSN: | 0389-9705 |