口内法ディジタルX線画像のアルミニウム当量画像

最近のCCDを応用した口内法ディジタルX線画像は従来のフィルム画像に比較して即時の画像表示が可能で, ディジタル化による画像の転送・保存性に優れており, また被曝線量が少ないなどの利点があり, その臨床応用が試みられている1-3. しかし短所としてフィルムに比べて検出器の厚さと撮影領域が狭く, さらにまた空間分解能や画質が劣るなど問題がある. 我々は既に口内法デンタルフィルムを用いて, アルミニウムを参照体としたAl当量画像を作成して, 顎骨の骨塩量の変化について検討している4-6. このAl当量画像システムではフィルムをディジタル化して画像を変換しているが, 口内法ディジタルX線画像システム...

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Veröffentlicht in:歯科放射線 1998/09/30, Vol.38(3), pp.199-205
Hauptverfasser: 岩下, 洋一朗, 末永, 重明, 森田, 康彦, 谷口, 拓郎, 野井, 倉武憲
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:最近のCCDを応用した口内法ディジタルX線画像は従来のフィルム画像に比較して即時の画像表示が可能で, ディジタル化による画像の転送・保存性に優れており, また被曝線量が少ないなどの利点があり, その臨床応用が試みられている1-3. しかし短所としてフィルムに比べて検出器の厚さと撮影領域が狭く, さらにまた空間分解能や画質が劣るなど問題がある. 我々は既に口内法デンタルフィルムを用いて, アルミニウムを参照体としたAl当量画像を作成して, 顎骨の骨塩量の変化について検討している4-6. このAl当量画像システムではフィルムをディジタル化して画像を変換しているが, 口内法ディジタルX線画像システムでは直接にディジタル画像を変換できるという利点がある. 本論文の目的は, このディジタルX線画像をAl当量画像に変換する場合のCCDの特性について, また変換画像を作成するためのシステムについて検討し, 臨床に応用することである.
ISSN:0389-9705
2185-6311
DOI:10.11242/dentalradiology1960.38.199