歯科用デジタル画像診断システムのソフトウエアの相互比較と私たちの提案
歯科用デジタル画像診断システムのソフトウエアの諸機能を相互比較した. 対象とした機種は, CDR, Pana Digital, RVG-X/CompuRay, Sens-A-Ray/AcuRay, Visualix/VIXAおよびDigoraである. すべてのシステムのソフトウエアは, DOS/V機種, Windows95上で動作する. 評価項目として, 全体的な操作性に関連して, フルマウスサーベイへの対応, X線像をパソコンに取り込む際の操作性として, X線像を取り込む際の操作およびX線照射までの待ち時間, X線照射後における画像の保存, 画像が保存されるディレクトリと画像データファイル,...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 歯科用デジタル画像診断システムのソフトウエアの諸機能を相互比較した. 対象とした機種は, CDR, Pana Digital, RVG-X/CompuRay, Sens-A-Ray/AcuRay, Visualix/VIXAおよびDigoraである. すべてのシステムのソフトウエアは, DOS/V機種, Windows95上で動作する. 評価項目として, 全体的な操作性に関連して, フルマウスサーベイへの対応, X線像をパソコンに取り込む際の操作性として, X線像を取り込む際の操作およびX線照射までの待ち時間, X線照射後における画像の保存, 画像が保存されるディレクトリと画像データファイル, 画像のファイルフォーマット(保存形式), 1枚1枚の画像に対する処理に関係して, 画像処理の機能(回転・反転), X線照射後からディスプレイ表示までに働く自動濃度補償を取り上げた. フルマウスサーベイに対応して, マウント用紙にX線フィルムを並べるような機能はCDR等にあった. X線像を取り込む際の操作は, マウスを使った入力を繰り返すものから, Visualixのように何の操作もないものまでシステムによって大きな差があった. 待ち時間も, 15秒のCDR, 300秒のSens-A-Rayから制限なしのPana DigitalやVisualixまでまちまちであった. 画像の保存はCDRとDigoraで照射終了時に自動的に行われた. またCDR, RVG-XおよびSens-A-Rayでは, 患者毎のディレクトリが作成されていた. 自動濃度補償は, RVG-X, Pana DigitalおよびDigoraに設定されていた. 計測される画像濃度が照射線量に比例するのは, CDR, Sens-A-RayおよびVisualix(Linearモード)であった. オペレータを煩わしくさせることなく, 患者の情報も守られながら, チェアサイドで使いやすいようなソフトウエアを望みたい. |
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ISSN: | 0389-9705 |