Viva-Eシステムを用いたテイコプラニン血中濃度測定用試薬「ナノピア®TDMテイコプラニン」の性能評価

血中薬物測定用試薬「ナノピア®TDMテイコプラニン」を汎用自動分析装置であるViva-Eシステムを用いて基本性能の検討を行った。同時再現性および日差再現性はCV 0.69~2.96%と良好であった。検出限界は2.00 μg/mL,実効感度は2.93 μg/mL,希釈直線性は約100 μg/mLまで確認できた。共存物質についても検討範囲内で影響を認めなかった。また,従来法(FPIA法)との相関関係は,回帰式y = 0.959x + 1.849,相関係数r = 0.977と良好な結果が得られた。以上より,本試薬は基本性能が良好であることからViva-Eシステムへの適用が可能であり,テイコプラニンの...

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Veröffentlicht in:医学検査 2015/05/25, Vol.64(3), pp.330-336
Hauptverfasser: 田村, 祥子, 髙木, 豊, 髙橋, 裕太, 山賀, 節子, 津金, 香代子, 森本, 進, 岸, 恵, 勝部, 康弘
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:血中薬物測定用試薬「ナノピア®TDMテイコプラニン」を汎用自動分析装置であるViva-Eシステムを用いて基本性能の検討を行った。同時再現性および日差再現性はCV 0.69~2.96%と良好であった。検出限界は2.00 μg/mL,実効感度は2.93 μg/mL,希釈直線性は約100 μg/mLまで確認できた。共存物質についても検討範囲内で影響を認めなかった。また,従来法(FPIA法)との相関関係は,回帰式y = 0.959x + 1.849,相関係数r = 0.977と良好な結果が得られた。以上より,本試薬は基本性能が良好であることからViva-Eシステムへの適用が可能であり,テイコプラニンの治療薬物モニタリングに有用と考えられた。
ISSN:0915-8669
2188-5346
DOI:10.14932/jamt.14-77