ラテックス比濁法を利用したCK-MB蛋白量測定試薬「LタイプワコーCK-MB mass」の基礎的検討

CK-MB蛋白量を汎用自動分析装置で測定可能なラテックス比濁法測定試薬の基礎性能及びCK-MB活性測定試薬,ミトコンドリアCK阻害試薬,免疫専用CK-MB蛋白定量試薬(CLIA法)との比較をおこなった.「LタイプワコーCK-MB mass」試薬の再現性,直線性の基礎性能は良好であった.CK-MB活性測定試薬においてCK-アノマリーの影響があった.しかしミトコンドリアCK阻害試薬では乖離例を除外した群との相関は良好であった.CK-MB蛋白量測定試薬ではCK-アノマリーの影響を回避でき,CK-MB蛋白定量試薬との相関も良好であった.本試薬は汎用機器に使用可能であり,特異性の高いCK-MB蛋白量を迅...

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Veröffentlicht in:医学検査 2014/03/25, Vol.63(2), pp.232-235
Hauptverfasser: 染野, 智治, 戸枝, 義博
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:CK-MB蛋白量を汎用自動分析装置で測定可能なラテックス比濁法測定試薬の基礎性能及びCK-MB活性測定試薬,ミトコンドリアCK阻害試薬,免疫専用CK-MB蛋白定量試薬(CLIA法)との比較をおこなった.「LタイプワコーCK-MB mass」試薬の再現性,直線性の基礎性能は良好であった.CK-MB活性測定試薬においてCK-アノマリーの影響があった.しかしミトコンドリアCK阻害試薬では乖離例を除外した群との相関は良好であった.CK-MB蛋白量測定試薬ではCK-アノマリーの影響を回避でき,CK-MB蛋白定量試薬との相関も良好であった.本試薬は汎用機器に使用可能であり,特異性の高いCK-MB蛋白量を迅速に報告することが可能になったと考える.
ISSN:0915-8669
2188-5346
DOI:10.14932/jamt.13-54