和産「金時ショウガ」の精油成分の季節変動1
「生姜」と「乾姜」は同一基原植物ショウガZingiber officinale ROSCOE(Zingiberaceae)の根茎を用いる生薬であるが, その相違点の研究はおもに修治面からのアプローチがほとんどであった. しかし, この調製加工の議論の前に, 薬用品種間の相違を成分面から検討する必要があろう. そして次に, 本草書における収穫期の相違(夏期~冬期)2), あるいは漢方書籍において古くより継承されて来た「ひねしょうが」, 「母姜」, 「子姜」等の用語3), すなわち, ショウガ根茎の草齢に関わる未解決の問題について, 根茎の生育を把握するとともにその成分変動を明らかにすべきものと考...
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Veröffentlicht in: | 生薬学雑誌 1992, Vol.46 (1), p.37-41 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「生姜」と「乾姜」は同一基原植物ショウガZingiber officinale ROSCOE(Zingiberaceae)の根茎を用いる生薬であるが, その相違点の研究はおもに修治面からのアプローチがほとんどであった. しかし, この調製加工の議論の前に, 薬用品種間の相違を成分面から検討する必要があろう. そして次に, 本草書における収穫期の相違(夏期~冬期)2), あるいは漢方書籍において古くより継承されて来た「ひねしょうが」, 「母姜」, 「子姜」等の用語3), すなわち, ショウガ根茎の草齢に関わる未解決の問題について, 根茎の生育を把握するとともにその成分変動を明らかにすべきものと考える. そこでわれわれは前報における主要辛味成分とジテルペン成分の分析に続き1), わが国で古い栽培歴を有し, 優良品種とされてきた小型ショウガ「金時」を材料に用い, 根茎の生育状況に合わせて, 13種の精油成分[モノテルペン:α-pinene(1), camphene(2), myrcene(3), β-phellandrene(4), l, 8-cineol(5), borneol(6), neral(7), geranial(8), geranyl acetate(9);セスキテルペン:α-curcumene(10), α-zingiberene(11), β-bisabolene(12), β-sesquiphe1landrene(13)]の変動についてGC-MSを使用して分析した. |
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ISSN: | 0037-4377 |