Duboisia属植物の研究(第1報)-発芽およびアルカロイド

Duboisia属植物はオーストラリアを原産とするナス科の多年生木本であり, D. myoporoides R. BR. , D. leichhardtii F. MUELLおよびD. hopwoodii F. MUELLの3種が知られており, とくにD. myoporoides, D. leichhardtiiは他のナス科植物, たとえばAtropa belladonna L. , Datura spp. , Hyoscyamus spp. , あるいはScopolia japonica MAXIMよりトロパン系アルカロイドを多く含有していることが知られている. 著者らは, 本植物がインドネ...

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Veröffentlicht in:生薬学雑誌 1978-12, Vol.32 (4), p.222-227
Hauptverfasser: 影井健吾, 逸見誠三郎, 白井英夫, 長谷川伸, 豊島昭二
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:Duboisia属植物はオーストラリアを原産とするナス科の多年生木本であり, D. myoporoides R. BR. , D. leichhardtii F. MUELLおよびD. hopwoodii F. MUELLの3種が知られており, とくにD. myoporoides, D. leichhardtiiは他のナス科植物, たとえばAtropa belladonna L. , Datura spp. , Hyoscyamus spp. , あるいはScopolia japonica MAXIMよりトロパン系アルカロイドを多く含有していることが知られている. 著者らは, 本植物がインドネシアでトロパン系アルカロイドの生産原料植物となり得ることを予想し, インドネシア国, 西ジャワ州チアンジュール県における実験農場において本研究を着手した. Hills2)らによるとDuboisia属の種子の充実は0~80%の変異で平均13%であり, その結果低い発芽率を示すとしている. わが国においてD. myoporoidesを用いた宮崎ら3)および池永ら4)の報告が見られるが, D. lechhardtiiに関しては研究報告がない.
ISSN:0037-4377