西洋ハーブ「チェストベリー」の性状について
チェストツリー(セイヨウニンジンボク : Vitex agnus-castus L.)の果実は, 古くから欧州で利用されてきた薬用植物の一つであり, 古代ギリシャの医師Pedanius Dioscoridesが記したDe Materia Medicaにも収載されている. 現在は, 欧州薬局方(EP ; European Pharmacopoeia)に『AGNUS CASTUS FRUIT』として収載され, 欧州ではその製剤が医薬品として広く流通している. 日本ではチェストベリー, チェストツリー, モンクスペッパーなどの名称で健康食品が流通している. 2007年3月に厚生労働省の通知により西洋...
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Veröffentlicht in: | 生薬学雑誌(2006年から) 2015-08, Vol.69 (2), p.48-52 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | チェストツリー(セイヨウニンジンボク : Vitex agnus-castus L.)の果実は, 古くから欧州で利用されてきた薬用植物の一つであり, 古代ギリシャの医師Pedanius Dioscoridesが記したDe Materia Medicaにも収載されている. 現在は, 欧州薬局方(EP ; European Pharmacopoeia)に『AGNUS CASTUS FRUIT』として収載され, 欧州ではその製剤が医薬品として広く流通している. 日本ではチェストベリー, チェストツリー, モンクスペッパーなどの名称で健康食品が流通している. 2007年3月に厚生労働省の通知により西洋ハーブを有効成分とする医薬品の製造販売承認申請のルールが明示され, いわゆるダイレクトOTCの候補としていくつかの西洋ハーブが検討されている. 赤ブドウ葉乾燥エキス混合物を有効成分とする医薬品が2011年1月に製造販売承認を得られ, チェストベリー乾燥エキスを有効成分とする製剤についても2014年4月に製造販売承認が得られている. |
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ISSN: | 1349-9114 |