マンモグラフィと超音波検査の総合判定に向けた 検診読影レポーティングシステムの構築

日本乳癌検診学会では,マンモグラフィと超音波検査の総合判定マニュアルが作成されてお り,今後,乳癌検診の場において総合判定の普及が予想されている。検診という効率も考慮しなければいけない場で,精度の高い検診を実現するには,検者が総合判定システムを理解し,各々の能力を向上させることに加えて,マンモグラフィ/音波画像を円滑に表示し,マンモグラフィガイドライ ン乳房超音波診断ガイドライン,および総合判定マニュアルに沿った読影と判定を確実に行い,その結果を容易に記録することができる検診読影レポーティングシステムを普及することが重要になると考えられる。多人数が読影・判定に関与する可能性のある総合判定におい...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2015, Vol.24(1), pp.28-34
Hauptverfasser: 白岩, 美咲, 川崎, 賢祐, 鳩野, みなみ, 小笠原, 豊, 小野, 由美香, 千葉, 貴子, 高島, 嘉依子, 嶋田, 美和子, 藤井, 久美子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:日本乳癌検診学会では,マンモグラフィと超音波検査の総合判定マニュアルが作成されてお り,今後,乳癌検診の場において総合判定の普及が予想されている。検診という効率も考慮しなければいけない場で,精度の高い検診を実現するには,検者が総合判定システムを理解し,各々の能力を向上させることに加えて,マンモグラフィ/音波画像を円滑に表示し,マンモグラフィガイドライ ン乳房超音波診断ガイドライン,および総合判定マニュアルに沿った読影と判定を確実に行い,その結果を容易に記録することができる検診読影レポーティングシステムを普及することが重要になると考えられる。多人数が読影・判定に関与する可能性のある総合判定においては,精度管理や検証の面からも正確に記録された検診読影レポーティングシステムは必要であると思われる。本稿では,当院で構築・導入したレポーティングシステムを紹介しながら,総合判定に適した検診読影レポーティ ングシステムとその必要性・重要性について検討する。
ISSN:0918-0729
1882-6873
DOI:10.3804/jjabcs.24.28