P-118 当院のMMG検診車における高齢者のポジショニングの検討

【背景】当院の検診車で行うマンモグラフィ検診は, 40歳以上を対象としているが, 高齢の受診者も多い. 【目的】高齢者のマンモグラフィでは40~50代に比べて, ポジショニングが困難な場合が多い. どこに問題点が多いのか検討した. 【方法】2010年10月から2011年3月までの6ヵ月間の検診での40歳代と80歳以上の撮影時の圧迫圧, 厚み, 乳房構成, ポジショニングの評価について比較検討した. 【結果】40歳代と80歳以上の平均圧迫圧と圧迫時の平均の厚みに大きな違いはなかった. 40歳代の乳房構成の割合は脂肪性3.8%, 乳腺散在30.4%, 不均一高濃度63.3%, 高濃度2.5%であっ...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2011, Vol.20 (3), p.383-383
Hauptverfasser: 福田祥英, 安田好恵, 川本美和子, 石原節子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【背景】当院の検診車で行うマンモグラフィ検診は, 40歳以上を対象としているが, 高齢の受診者も多い. 【目的】高齢者のマンモグラフィでは40~50代に比べて, ポジショニングが困難な場合が多い. どこに問題点が多いのか検討した. 【方法】2010年10月から2011年3月までの6ヵ月間の検診での40歳代と80歳以上の撮影時の圧迫圧, 厚み, 乳房構成, ポジショニングの評価について比較検討した. 【結果】40歳代と80歳以上の平均圧迫圧と圧迫時の平均の厚みに大きな違いはなかった. 40歳代の乳房構成の割合は脂肪性3.8%, 乳腺散在30.4%, 不均一高濃度63.3%, 高濃度2.5%であった. 80歳以上では, 脂肪性8.2%, 乳腺散在79.5%, 不均一高濃度12.3%であった. 80歳以上のポジショニング評価の平均点は13点で, 点数の低い項目は大胸筋と乳房下部の項目であった. 【結論】高齢者のマンモグラフィ撮影において, 圧迫は十分できていると思われる. ポジショニングにおいては, 大胸筋, 乳房下部に特に注意が必要と考えられる.
ISSN:0918-0729