P-067 当大学病院外来の平成20年度における「乳癌検診の全国集計」調査結果についての検討
当院(琉球大学医学部附属病院)は, 本学会が今年度より開始する「乳癌検診の全国集計」の対象施設となっており, その規定に則り, 平成20年度に当院を乳癌検診目的に受診された患者の数を集計し登録作業を進めてきた. その中で, どのような患者背景の特徴があったのか, またどのような検診結果であったのかを集計結果からより踏み込んで検討してみることとした. 平成20年度に乳癌検診目的(二次精査含む)の受診者の合計は79人で自覚症状としては#1乳房内のしこり15人, #2乳房痛が15人(#1, 2の重複あり), #3異常乳頭分泌3人(両側, 血性含む)#4その他(画像異常, 無症状など)となっている....
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2011, Vol.20 (3), p.370-370 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 当院(琉球大学医学部附属病院)は, 本学会が今年度より開始する「乳癌検診の全国集計」の対象施設となっており, その規定に則り, 平成20年度に当院を乳癌検診目的に受診された患者の数を集計し登録作業を進めてきた. その中で, どのような患者背景の特徴があったのか, またどのような検診結果であったのかを集計結果からより踏み込んで検討してみることとした. 平成20年度に乳癌検診目的(二次精査含む)の受診者の合計は79人で自覚症状としては#1乳房内のしこり15人, #2乳房痛が15人(#1, 2の重複あり), #3異常乳頭分泌3人(両側, 血性含む)#4その他(画像異常, 無症状など)となっている. 手術となった症例は5例で, うち1例は悪性疑いで精査目的の検診紹介であった. 残り4例中3例が悪性の診断であった. 1例は血性乳頭分泌を認め腺葉区域切除を施行し, 良性の診断であった. 悪性の3例中2例は初診時にしこりを認めており, 1例は血性乳頭分泌を主訴として受診されている. また, 乳房痛を主訴に受診した患者では悪性の所見は認められなかった. |
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ISSN: | 0918-0729 |