O-125 マンモグラフィ・超音波併用判定の有効性の検討
【はじめに】マンモグラフィ(MMG)・超音波(US)併用検診における総合判定により, 単独判定に比べ, 見落としなく効率的に乳癌を検出できるかどうかを検証することを目的とした. 【方法】2006.1-2007.12間の当施設の併用検診者4941人を対象とした. 判定基準は昨年当学会で発表したJABTSによる併用検診要精査基準案を用いた. MMG単独判定と, 併用判定について要精査率, 陽性反応適中度を比較し, その後の経過を検討した. 【成績】要精査率はMMG単独254人(5.1%)から併用検診126人(2.5%)となり2.6%減少した. 陽性反応適中度は6.7%から13.5%へ6.8%増加し...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2011, Vol.20 (3), p.345-345 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【はじめに】マンモグラフィ(MMG)・超音波(US)併用検診における総合判定により, 単独判定に比べ, 見落としなく効率的に乳癌を検出できるかどうかを検証することを目的とした. 【方法】2006.1-2007.12間の当施設の併用検診者4941人を対象とした. 判定基準は昨年当学会で発表したJABTSによる併用検診要精査基準案を用いた. MMG単独判定と, 併用判定について要精査率, 陽性反応適中度を比較し, その後の経過を検討した. 【成績】要精査率はMMG単独254人(5.1%)から併用検診126人(2.5%)となり2.6%減少した. 陽性反応適中度は6.7%から13.5%へ6.8%増加した. 併用により精査不要とした128人のうち, MMGで要精査となる境界明瞭平滑な腫瘤がUSで線維腺腫あるいは嚢胞と判明した例が51人39.8%と最も多かった. 2010.12時点で精査不要の128人中94人が再受診し, うち5例が要精査となったが, 精査でいずれも悪性所見はないことが判明している. 【結論】併用判定は, 効率的に要精査率を下げるのに有効であると考えられる. 今後, 現在検討中の併用精査基準案をより改善したものに作成することが重要と考えられる. |
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ISSN: | 0918-0729 |