O-077 大阪府下の精度管理と検診システム
マンモグラフィが乳がん検診に導入されて10年たつが受診率は低く, 受診率50%が目標とされているが, それは精度管理されたものであることが前提である. その点につき我々は経年的に大阪府下の自治体にアンケート調査を行ってきた. 大阪府下のアンケートでは総合判定に要経過観察という項目を設けているのが14自治体, 精度管理委員会を設けているのは9自治体であり精度の保障はされていない. 読影では資格を有するものは2010/9時点で722名(A: 123, B: 599)であり, 実際に検診読影に関与しているのはA: 110名, B: 221名, 未資格者17名である. 撮影施設は検診車3施設(公的では...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2011, Vol.20 (3), p.333-333 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | マンモグラフィが乳がん検診に導入されて10年たつが受診率は低く, 受診率50%が目標とされているが, それは精度管理されたものであることが前提である. その点につき我々は経年的に大阪府下の自治体にアンケート調査を行ってきた. 大阪府下のアンケートでは総合判定に要経過観察という項目を設けているのが14自治体, 精度管理委員会を設けているのは9自治体であり精度の保障はされていない. 読影では資格を有するものは2010/9時点で722名(A: 123, B: 599)であり, 実際に検診読影に関与しているのはA: 110名, B: 221名, 未資格者17名である. 撮影施設は検診車3施設(公的ではない), 施設検診151施設となっている. うち3名以上の読影資格者がいるのは32施設であるのに自治体内に読影センターを設けているのは3自治体のみである. 多くの自治体が二重読影を撮影施設に丸投げしている状況であり, 資格取得者の掛け持ちが多いということになる. 読影, 撮影の精度は当然であるが, 行政として精度管理も検診システムの構築も各自治体がそれぞれ行わなければ効果はあがらないと考えられる. 本年も各自治体のアンケート調査を行い現状と今後の課題につき検討する. |
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ISSN: | 0918-0729 |