O-010 乳腺実質面積の簡易計測方法の検討

【目的】マンモグラフィを読影する上で, 乳腺実質量が画質に大きく影響する事が知られている. 乳腺実質の面積や広がりによる構成をCraniocaudal(CC方向)の写真から知る事でより的確な撮影条件や, 乳腺実質組織の重なりを回避する事が出来ると考えている. そこで今回, 我々が考えた計測方法(以下, 簡易計測法)で乳腺実質の面積を計測できるか否かを検討する. 【方法】検診で撮影したマンモグラフィのCC方向を利用し, 簡易計測法で乳腺実質の面積計測を行う. 簡易計測法は乳頭と胸筋を結ぶ線上にある乳腺実質の1/2の距離(cm)と, 乳頭-胸筋を結ぶ線に対し垂直上にある乳腺実質の最大距離(cm)を計測し乳腺実質面積として求めた. 計測した面積との比較のため, 同一方向のマンモグラフィをデジタイズし, image-Jソフトを利用して乳腺実質の面積を求めた. 【結果】簡易計測法で計測した面積とデジタル計測で求めた面積を比較したので報告する.