P-110 医師・技師参加型のマンモグラフィ読影勉強会(第1報)―適正なポジショニング評価の重要性

【目的】当ゼミは5年前から有効なマンモグラフィ(MMG)検診を目的に, 医師・技師参加の読影・画像の勉強会を開始し300回を超えた. 有効なMMG検診には, 質の高いマンモグラムでの読影が不可欠で, そのためには良質の画像が必須で, 読影と並行して定期的にポジショニングの検討会を行いその結果を報告してきた. 今回はポジショニングの適正な自己評価は撮影技術を向上させる要因と捉え, ポジショニング評価力が撮影技術に及ぼす効果について検討した. 【対象と方法】参加者7名のマンモグラム(連続撮影20~30例)を精中委施設画像評価表と当ゼミポジショニング評価基準P-A・B・C・D(P-A:合計20点以上...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2010, Vol.19 (3), p.391-391
Hauptverfasser: 平松佐和子, 中山崇, 阪本康夫, 宮崎千恵子, 金井万里子, 石黒志穂, 岩崎政代, 高野真智子, 夏野篤子, 佐藤恵子, 塩村由美, 中本佳那, 越智寿子, 阿部宣子, 古妻嘉一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】当ゼミは5年前から有効なマンモグラフィ(MMG)検診を目的に, 医師・技師参加の読影・画像の勉強会を開始し300回を超えた. 有効なMMG検診には, 質の高いマンモグラムでの読影が不可欠で, そのためには良質の画像が必須で, 読影と並行して定期的にポジショニングの検討会を行いその結果を報告してきた. 今回はポジショニングの適正な自己評価は撮影技術を向上させる要因と捉え, ポジショニング評価力が撮影技術に及ぼす効果について検討した. 【対象と方法】参加者7名のマンモグラム(連続撮影20~30例)を精中委施設画像評価表と当ゼミポジショニング評価基準P-A・B・C・D(P-A:合計20点以上・6項目全て3点以上, P-D:20点未満・3点未満あり)にて, 継続参加者と不定期参加者のポジショニング評価を比較した. 【結果と考察】検討会を重ねるごとにポジショニング技術は向上し, 読影に有効なP-Aの割合は40%から70%に増加し, 読影に危険なP-Dは40%から10%まで減少した. 定期的継続参加者は, ポジショニング評価が適正に出来るようになり, その結果撮影技術の改善に繋がることが窺われた. 今後もポジショニング検討会を継続していくことで自己評価と撮影技術向上に努めたい.
ISSN:0918-0729