O-139 X線非破壊検査装置のマンモトーム生検検体撮影への応用について(第1報)

【目的】当院ではST-MMT検体及び乳癌手術標本のX線撮影を, 乳房X線撮影装置LORAD M-IVX線非破壊検査装置SOFTEX C-60に移行することを考えた. そこでマンモステップファントム(以下ファントムとする)を用いて装置間の画質の違いを視覚評価した. 【方法】撮影条件は両装置とも管電圧20kV, FFD65cmで, イメージングプレートを用い, S値はmAs値で調整して同一とした. 画像処理はRMI156ファントム画像処理条件と同一のものを使用し, 得られた画像を2Mの医用画像カラーモニタに表示した. 評価はST-MMT担当医師2名, 診療放射線技師12名で, 識別ステップ数, 腫...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2010, Vol.19 (3), p.343-343
Hauptverfasser: 平野祉江, 大竹真央, 西川真理, 菊池暁, 村山茂康, 則武睦未, 二木将明, 竹林茂生, 石川孝
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】当院ではST-MMT検体及び乳癌手術標本のX線撮影を, 乳房X線撮影装置LORAD M-IVX線非破壊検査装置SOFTEX C-60に移行することを考えた. そこでマンモステップファントム(以下ファントムとする)を用いて装置間の画質の違いを視覚評価した. 【方法】撮影条件は両装置とも管電圧20kV, FFD65cmで, イメージングプレートを用い, S値はmAs値で調整して同一とした. 画像処理はRMI156ファントム画像処理条件と同一のものを使用し, 得られた画像を2Mの医用画像カラーモニタに表示した. 評価はST-MMT担当医師2名, 診療放射線技師12名で, 識別ステップ数, 腫瘤数, 石灰化数について行った. 【結果】LORAD M-IV平均識別ステップ数は4.9段, 腫瘤は4.7点, 石灰化は3.9点であったのに対し, SOFTEX C-60はそれぞれ4.9点, 4点, 3.9点であった. 【まとめ】石灰化識別について装置間に相違がなかったことから, 石灰化の存在確認を目的とするST-MMT検体及び乳癌手術標本のX線撮影にX線非破壊検査装置が代用可能であることが確認できた.
ISSN:0918-0729