O-126 MMG検診のみの受診者から得たUSの必要性

【始めに】田原市における乳癌検診は, 30歳代はUS, 40歳以上50歳未満はMMG 2方向, 50歳以上はMMG 1方向撮影が行われている. 今回はMMG検診では異常なしだったが, 自覚症状にて外科受診し, USにて所見が見つかった症例を検討すると共に, 40歳以上のMMGのみの対象者に対するUSの必要性も考えていきたい. 【症例1】65歳, 検診MMGではカテゴリー1だったが, 自覚症状があったため要精査とした. 外科再検でもMMGは所見なし, USにて所見を認め, 3ヶ月後フォローとなった. 3ヶ月後のABC・CNBにて, Invasive Ductal Ca. となりオペ適応となった....

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2010, Vol.19 (3), p.340-340
Hauptverfasser: 浦川尚代, 佐久間千加子, 松永恵実, 出口恵三, 小笠原律子, 彦坂美保子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【始めに】田原市における乳癌検診は, 30歳代はUS, 40歳以上50歳未満はMMG 2方向, 50歳以上はMMG 1方向撮影が行われている. 今回はMMG検診では異常なしだったが, 自覚症状にて外科受診し, USにて所見が見つかった症例を検討すると共に, 40歳以上のMMGのみの対象者に対するUSの必要性も考えていきたい. 【症例1】65歳, 検診MMGではカテゴリー1だったが, 自覚症状があったため要精査とした. 外科再検でもMMGは所見なし, USにて所見を認め, 3ヶ月後フォローとなった. 3ヶ月後のABC・CNBにて, Invasive Ductal Ca. となりオペ適応となった. 【症例2】59歳, 検診MMGではカテゴリー1. 後日, 乳汁分泌があり外科受診したが, MMGでは所見なし, USにてカテゴリー3~4, マンモテック陰性であった. USのみの所見のため3ヶ月後フォローとした. 3ヶ月後のABC・CNBでDuctal Ca. となり他院へ紹介となった. 【考察】MMG検診だけでは所見を見つけにくい症例もあることがわかった. USを追加することで, MMG・US各々の苦手分野をフォローし, 乳癌検診の精度向上させることができるのではないかと考えられる.
ISSN:0918-0729