O-45 乳がん検診実態アンケートによる病院内職員の職種別相違
【目的】病院という職場環境では乳がん検診への意識が一般と異なるか, 女子職員の実態をアンケート調査した. 【方法】院内全女子職員(医師14名, 看護師412名, 看護助手37名, コメディカル35名, 事務23名, 協力会社職員155名)計676名を対象に, 受診経験/関心/知識/自己検診状況など19項目の質問紙調査を行った. 【結果】回収率81.5%で有効回答490名. 全体の約9割が乳癌に関心があったが, 看護師は全年齢で「ややある」が最も多かった. 検診経験は全体の27%, 40歳以上の62%にあったが, 医療スタッフ22%非医療スタッフ36%であった. 検診非受診理由は, 医療スタッフ...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2010, Vol.19 (3), p.320-320 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】病院という職場環境では乳がん検診への意識が一般と異なるか, 女子職員の実態をアンケート調査した. 【方法】院内全女子職員(医師14名, 看護師412名, 看護助手37名, コメディカル35名, 事務23名, 協力会社職員155名)計676名を対象に, 受診経験/関心/知識/自己検診状況など19項目の質問紙調査を行った. 【結果】回収率81.5%で有効回答490名. 全体の約9割が乳癌に関心があったが, 看護師は全年齢で「ややある」が最も多かった. 検診経験は全体の27%, 40歳以上の62%にあったが, 医療スタッフ22%非医療スタッフ36%であった. 検診非受診理由は, 医療スタッフは異常がない/時間がない/機会がないことを挙げ, 非医療スタッフは費用項目の選択も多かった. 受診条件は, 女性スタッフ/自宅や職場の近く/日時が選択し易いことで職種間に差はなかった. 公的補助を知らない非医療スタッフが59.2%いた. 受診すべき科として23.5%が産婦人科を挙げ, その割合は検診経験の有無によらなかった. 【考察】検診受診率は一般より高かったが, 医療スタッフに受診経験が少なかった. 受診促進には, 啓発に加え検診の時間や機会を得られるよう職業的な受診環境を整えることが必要と思われた. |
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ISSN: | 0918-0729 |