S-5. 受診率50%達成に向けて:仙台市の取組み(指定演題)
マンモグラフィ検診導入にあたり仙台市では平成8年4月より乳がん検診策定委員会を発足し行政, 医師会, 大学機関間での協議を行い, 医師会型マンモグラフィ併用検診(同時併用B方式)を確立し, 平成11年からの厚生省特別事業によるマンモグラフィ検診実施を経て, 平成13年度から本格的に50歳以上の全女性に対して2年に1回のマンモグラフィ併用検診を開始した. 当時の受診者数は13,022人(受診率18.8%)であったが, 更なる受診率向上を目指して定期的に市医師会, 大学機関と協議, 意見交換を行い, 市民が受診しやすい環境の提供, がん予防・がん検診の啓発, 申し込み案内の全戸配布, 受診者数増加...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2010, Vol.19 (3), p.283-283 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | マンモグラフィ検診導入にあたり仙台市では平成8年4月より乳がん検診策定委員会を発足し行政, 医師会, 大学機関間での協議を行い, 医師会型マンモグラフィ併用検診(同時併用B方式)を確立し, 平成11年からの厚生省特別事業によるマンモグラフィ検診実施を経て, 平成13年度から本格的に50歳以上の全女性に対して2年に1回のマンモグラフィ併用検診を開始した. 当時の受診者数は13,022人(受診率18.8%)であったが, 更なる受診率向上を目指して定期的に市医師会, 大学機関と協議, 意見交換を行い, 市民が受診しやすい環境の提供, がん予防・がん検診の啓発, 申し込み案内の全戸配布, 受診者数増加に併せた検診期間の拡大, 未受診者対策などを実施してきた. その後, 平成17年度から対象年齢を40歳以上に拡大し, 開始9年目となる平成21年度は女性特有のがん検診推進事業の効果もあり, 受診者数は40,561人(受診率40.7%)に達した. 受診率50%達成に向けて, これまで培った受診環境の維持拡充, 無料クーポン券等の啓発事業を活用した未受診者の掘り起こしが重要となると考えられる. |
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ISSN: | 0918-0729 |