BO-067 取手市医師会における検診発見乳癌の検討(マンモグラフィと超音波の比較)

【目的】取手市医師会は, 乳がん住民検診に画像診断として平成11年よりマンモグラフィを, 平成14年より超音波を導入し視触診と併用して行ってきた. 今回画像診断導入以後の検診発見乳がんにつき検討する. 【対象】平成19年の時点で当医師会の総人口は188484名で検診対象者は53009名であった. 対象期間は平成11年度から平成19年度まで. 総受診者数延べ15968名(年度平均1774名)であった. 【結果】発見乳がん総数49例, がん発見率0.31%, 平均年齢57.6±10.5歳であった. 発見手段としては, 触診のみ陽性7例, 触診マンモグラフィ共に陽性12例, 触診超音波共に陽性3例,...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2009, Vol.18 (3), p.434-434
Hauptverfasser: 鈴木武樹, 直江章代, 古田恒二, 谷眞弓
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】取手市医師会は, 乳がん住民検診に画像診断として平成11年よりマンモグラフィを, 平成14年より超音波を導入し視触診と併用して行ってきた. 今回画像診断導入以後の検診発見乳がんにつき検討する. 【対象】平成19年の時点で当医師会の総人口は188484名で検診対象者は53009名であった. 対象期間は平成11年度から平成19年度まで. 総受診者数延べ15968名(年度平均1774名)であった. 【結果】発見乳がん総数49例, がん発見率0.31%, 平均年齢57.6±10.5歳であった. 発見手段としては, 触診のみ陽性7例, 触診マンモグラフィ共に陽性12例, 触診超音波共に陽性3例, マンモグラフィのみ陽性19例, 超音波のみ陽性8例(非触知例27/49 55.1%)であった. 追跡し得た46例の検討において, 病期は, 0期+1期が26例57%であった. 温存率は23例50%であった. 組織学的分類においては, 浸潤癌37例, 非浸潤癌3例, 特殊型4例, paget病3例であった. 以上のことを, マンモグラフィと超音波による発見例の比較検討を加え報告する.
ISSN:0918-0729