BO-066 病院職員とその家族を対象とした乳がんマンモグラフィ検診の実施
【目的】率先して乳がん検診を受診すべき医療従事者の受診率の向上を目的とし, 40歳以上の女性職員と男性職員の配偶者を対象とした無料職員検診をNPO三重乳がん検診ネットワークと共同で行ったので報告する. 【方法】三重大学医学部附属病院人事部より全職員に対し受診を募った. 検診時に行ったアンケートにより受診者の乳がん検診受診に対する意識調査を行った. 結果はNPO三重乳がん検診ネットワークが直轄するデータベースに記録し, 後の集計に使用した. 本調査及び報告は事前に全検診受診者に対し十分な説明を行い, 署名による同意を得た. 【成績】受診者は237名で, 全受診者の約56%が初診であった. 女性職...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2009, Vol.18 (3), p.433-433 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】率先して乳がん検診を受診すべき医療従事者の受診率の向上を目的とし, 40歳以上の女性職員と男性職員の配偶者を対象とした無料職員検診をNPO三重乳がん検診ネットワークと共同で行ったので報告する. 【方法】三重大学医学部附属病院人事部より全職員に対し受診を募った. 検診時に行ったアンケートにより受診者の乳がん検診受診に対する意識調査を行った. 結果はNPO三重乳がん検診ネットワークが直轄するデータベースに記録し, 後の集計に使用した. 本調査及び報告は事前に全検診受診者に対し十分な説明を行い, 署名による同意を得た. 【成績】受診者は237名で, 全受診者の約56%が初診であった. 女性職員受診者においては当院に在籍する40歳以上の検診対象者の約70%が受診した. 本検診の要精検率は16%, がん発見率は0.4%であった. また, 今後乳がん検診の受診に対する前向きな意見がほぼ全員から得られた. 【結論】医療従事者へ積極的に検診機会を提供することで, 受診に対する意識の向上が見られた. また, 職員の健康維持と早期発見による乳がん治療のための職場長期離脱回避につながり, 本検診は有益な活動であったと考えられた. |
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ISSN: | 0918-0729 |