BO-053 当院人間ドックにおける乳癌検診の現状
【はじめに】当院人間ドックセンターでは, 平成18年7月新病院開院にあわせデジタルマンモグラフィによる乳癌検診を導入した. また, 平成20年4月より2方向撮影マンモグラフィをはじめた. 検診の精度を向上・維持してゆくために, 今回新病院移転後の検診結果の検討を行った. 【対象・方法】今回の調査対象は, 平成18年10月から平成21年3月までの2年半の当院人間ドック乳癌検診の受検者5003名とした. これら対象者の認定読影医2名によるマンモグラフィ読影結果をもとに要精査率, 癌発見率, 判定内容を中心に当院乳癌検診の現状と傾向の分析を行った. 【結果・考察】要精査者(率)は561名(11.2%...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2009, Vol.18 (3), p.427-427 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【はじめに】当院人間ドックセンターでは, 平成18年7月新病院開院にあわせデジタルマンモグラフィによる乳癌検診を導入した. また, 平成20年4月より2方向撮影マンモグラフィをはじめた. 検診の精度を向上・維持してゆくために, 今回新病院移転後の検診結果の検討を行った. 【対象・方法】今回の調査対象は, 平成18年10月から平成21年3月までの2年半の当院人間ドック乳癌検診の受検者5003名とした. これら対象者の認定読影医2名によるマンモグラフィ読影結果をもとに要精査率, 癌発見率, 判定内容を中心に当院乳癌検診の現状と傾向の分析を行った. 【結果・考察】要精査者(率)は561名(11.2%), 精査受診者(率)は276名(49.2%), 癌発見者数(率)は8名(0.16%)であった. 癌発見者のうち, 早期乳癌は6名であった. 当院乳癌検診は職員とその配偶者が多く, 繰り返し受検者が多い傾向にあるが, 要精査率はやや高い結果となった. 要精査率が高くなった要因の1つとして, 繰り返し受検時に以前の精査受診の結果が十分に反映されていない可能性があるとも考えられた. 【まとめ】今後も適切な精度管理のためには要精査とした受検者の追跡調査を行う必要がある. |
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ISSN: | 0918-0729 |