BO-017 豊川市民病院健診センターにおける乳癌検診の現状と問題点
豊川市民病院併設の健診センターでは, 政府管掌保険, 公務員等を対象に, 以前より触診のみ, 或いは触診とマンモグラフィ(以下, MMG)による乳癌検診を行っていた. 2005年9月に私は当院に赴任し, 乳腺外科医として触診およびMMGの読影に従事することになった. その当時は触診或いはMMGで異常ありと診断された場合には要精検, 要経過観察の通知が本人に伝えられるが, 精検結果報告書は存在しなかった. 理由を尋ねたところ, 大半が当院を精査のため受診するため, 何れ結果は判明するということであったが, 結果を拾おうとする努力はみられなかった. またMMGの受診者には20代, 30代も15%程...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2009, Vol.18 (3), p.409-409 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 豊川市民病院併設の健診センターでは, 政府管掌保険, 公務員等を対象に, 以前より触診のみ, 或いは触診とマンモグラフィ(以下, MMG)による乳癌検診を行っていた. 2005年9月に私は当院に赴任し, 乳腺外科医として触診およびMMGの読影に従事することになった. その当時は触診或いはMMGで異常ありと診断された場合には要精検, 要経過観察の通知が本人に伝えられるが, 精検結果報告書は存在しなかった. 理由を尋ねたところ, 大半が当院を精査のため受診するため, 何れ結果は判明するということであったが, 結果を拾おうとする努力はみられなかった. またMMGの受診者には20代, 30代も15%程度含まれていた. 検診結果のフィードバックがあって初めて精度の高い検診が成立すること, 30代以下に対してのMMGはfalse negativeが多いことを担当者に説明し, 2007年度からは要精検となった人には検診結果報告書を渡すようにし, また2007年からは20代, 30代には触診と超音波による検診を勧めている. 今回, 当院の検診受診者数, 年代, 要精検等の推移について報告する. |
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ISSN: | 0918-0729 |