AO-076 正常乳腺の超音波画像分類の検討~標準画像確立のために
【目的】乳腺超音波画像は装置ごとに画像の構成要素が多様で複雑であるが, 精度管理ためには乳腺構造を表現できる最低限の画質を有する標準画像の決定と, 画像評価の実施が望まれる. 画質を考察する第1段階とし, 乳腺超音波画像のパターン分類が必要である. 【方法】当院において2009年1月~3月に日立EUB-8500で撮像された放射状16分割ルーチン超音波記録画像(授乳期を除く)301例(平均年齢50.2歳)を用い, 乳腺超音波画像パターンの分類を行い, マンモグラフィの乳房の構成と対比した. 【結果】超音波乳腺画像のパターンはA:低エコー性乳腺, B:豹紋状の乳腺, C:脂肪性乳腺, D:BとCの...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2009, Vol.18 (3), p.400-400 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】乳腺超音波画像は装置ごとに画像の構成要素が多様で複雑であるが, 精度管理ためには乳腺構造を表現できる最低限の画質を有する標準画像の決定と, 画像評価の実施が望まれる. 画質を考察する第1段階とし, 乳腺超音波画像のパターン分類が必要である. 【方法】当院において2009年1月~3月に日立EUB-8500で撮像された放射状16分割ルーチン超音波記録画像(授乳期を除く)301例(平均年齢50.2歳)を用い, 乳腺超音波画像パターンの分類を行い, マンモグラフィの乳房の構成と対比した. 【結果】超音波乳腺画像のパターンはA:低エコー性乳腺, B:豹紋状の乳腺, C:脂肪性乳腺, D:BとCの混合性乳腺の4種類に分類された. 割合はA:4% B:7% C:11% D:78%であった. 豹紋状, 低エコー性乳腺は50代以上ではほとんど見られず, 脂肪性乳腺は30代半ばから認められ年齢とともに増加が認められた. マンモグラフィの乳房の構成との対比では相関が認められた. 【考察】年代別にパターンが変化し, その割合が変化することから, 正常乳腺Bモード画像のパターン分類が可能であることが示唆された. 今後, 正常乳腺B-モード標準画像の確立に向けて検討を続けていく. |
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ISSN: | 0918-0729 |