PDIII-5 CRマンモグラフィのソフトコピーを用いた遠隔診断の精度管理
デジタルマンモグラフィの利点を生かすため, 近い将来ソフトコピー診断が主流になると思われるが現実には解決すべき課題も多い. われわれは'05年7月から3年間でCRマンモグラフィのソフトコピーを用いた遠隔診断を15805件行い要精検率6.15%, 乳癌発見率0.32%, 陽性的中率5.2%と良好な結果を得た. '08年3月には厚労省モデル事業による遠隔診断ネットワークが完成し, 異なるメーカーのソフトコピーを読影している. CRソフトコピーを用いた遠隔診断の精度管理上の問題点とわれわれの取り組みを紹介する. (1)CRソフトコピー診断は評価が定まっていないため, 前向きに同一...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2009, Vol.18 (3), p.354-354 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | デジタルマンモグラフィの利点を生かすため, 近い将来ソフトコピー診断が主流になると思われるが現実には解決すべき課題も多い. われわれは'05年7月から3年間でCRマンモグラフィのソフトコピーを用いた遠隔診断を15805件行い要精検率6.15%, 乳癌発見率0.32%, 陽性的中率5.2%と良好な結果を得た. '08年3月には厚労省モデル事業による遠隔診断ネットワークが完成し, 異なるメーカーのソフトコピーを読影している. CRソフトコピーを用いた遠隔診断の精度管理上の問題点とわれわれの取り組みを紹介する. (1)CRソフトコピー診断は評価が定まっていないため, 前向きに同一例のソフトとハードコピーを2000例分収集し直接比較を行なっている. (2)単一ビューワで異なるソフトコピーを読影するため, メーカーごとに操作法と診断基準を変えて対応しているが, 今後の標準化が求められる. (3)1次読影がハードコピーの施設があり, 原本の異なる2次読影を行うことになるが, コスト面の問題で解決策はない. (4)遠隔診断のため技術的な問題が発生した場合, 困難な面が多いがメーカーの技術サポートで対応している. |
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ISSN: | 0918-0729 |