P-9 電子カルテ移行に伴うブレストケア・チーム内での情報共有と精度管理の取り組み
当院ブレストケアチームは, 診療・看護・診断の各専門分野より構成され乳腺疾患患者のトータルケアの向上を目指している. 各部門間のリアルタイムな患者情報の共有は, 検診精度向上に不可欠と考えられるためイントラネットを利用したデータベース構築し有用性を報告した. 平成19年5月より電子カルテを導入し, より利便性が向上したので概要を報告する. 【方法】IBM-NTTによる電子カルテシステムを使用し, 基本的に紙・フィルムレスとなった. マンモグラフィーはデジタル処理され, 超音波, CT, MRIは分門サーバーより所見がPDF形式で作成される. FNAC, 手術所見, 摘出標本, 病理検査の画像お...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2008, Vol.17 (3), p.466-466 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 当院ブレストケアチームは, 診療・看護・診断の各専門分野より構成され乳腺疾患患者のトータルケアの向上を目指している. 各部門間のリアルタイムな患者情報の共有は, 検診精度向上に不可欠と考えられるためイントラネットを利用したデータベース構築し有用性を報告した. 平成19年5月より電子カルテを導入し, より利便性が向上したので概要を報告する. 【方法】IBM-NTTによる電子カルテシステムを使用し, 基本的に紙・フィルムレスとなった. マンモグラフィーはデジタル処理され, 超音波, CT, MRIは分門サーバーより所見がPDF形式で作成される. FNAC, 手術所見, 摘出標本, 病理検査の画像および所見も各部署にて入力される. すべての端末より全情報が参照可能であり, 手術前後では外科医・病理医・看護師が出席する合同カンファを行い, 術式・補助療法を含めた治療方針を検討している. 月1回前月手術症例の提示と各部門別の精度管理上の問題点を検討している. 【結果】画像を含めたすべての患者情報を一元化することにより, チーム全体での情報の共有化がより容易になった. 現時点ではデータベースとしての機能が弱く, 今後改良を重ねて有用性・問題点に付き検討したい. |
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ISSN: | 0918-0729 |