P-2 検診発見乳癌および2年以内の検診, 外来受診歴を有する外来発見乳癌の検討
厚生労働省の指針でマンモグラフィによる隔年検診を導入する自治体が増えてきたが当院でも平成16年以降, 検診で発見される乳癌が増加してきた. 今回, 平成16年1月から19年3月までの間に検診で発見された乳癌50例(検診群), 2年以内の検診歴を有する外来受診で発見された乳癌65例(検診外来群), 3年以上前の検診歴を有するか又は検診歴のない外来受診者の乳癌265例(外来群)について手術後, 病期, 術式など比較検討し知見を得たので報告する. 検診群および検診外来群では過半数が自覚症状なく, 外来群は90%がしこりなど自覚症状を有していた. 非浸潤性乳管癌は外来群8%であったが, 検診群, 検診...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2008, Vol.17 (3), p.462-462 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 厚生労働省の指針でマンモグラフィによる隔年検診を導入する自治体が増えてきたが当院でも平成16年以降, 検診で発見される乳癌が増加してきた. 今回, 平成16年1月から19年3月までの間に検診で発見された乳癌50例(検診群), 2年以内の検診歴を有する外来受診で発見された乳癌65例(検診外来群), 3年以上前の検診歴を有するか又は検診歴のない外来受診者の乳癌265例(外来群)について手術後, 病期, 術式など比較検討し知見を得たので報告する. 検診群および検診外来群では過半数が自覚症状なく, 外来群は90%がしこりなど自覚症状を有していた. 非浸潤性乳管癌は外来群8%であったが, 検診群, 検診外来群はそれぞれ20%, 31%と多かった. t分類ではtis+t1で外来群37%に対し, 検診群および検診外来群それぞれ76%, 60%と過半数以上であった. リンパ節転移は検診群, 検診外来群ともに16%以下であったが, 外来群では37%に転移を認めた. stage分類するとtis+1が検診群64%, 検診外来群52%, 外来群30%, 2b以上は外来群36%であった. 術式ではリンパ節郭清で3群間に著差は認めないが, 全乳房切除術は外来群39%で検診群, 検診外来群の2倍でBpは外来群23%と他の群の1/2の割合であった. |
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ISSN: | 0918-0729 |