O-195 読影勉強会でのポジショニングの検討(2)―同一撮影者, 同一受診者におけるポジショニングの経年変化

【目的】マンモグラフィ(MMG)検診はデジタルMMGや比較読影が増え, ポジショニングの良いマンモグラムが一層必要とされてきた. 当ゼミでは, 医師, 技師参加の読影と画像の検討会(週1回, 平成15年11月発足)にポジショニング検討会を加え(4ヶ月毎, 平成17年7月発足), これらの成果を報告してきた. 今回は比較読影の質を上げるために, 同一撮影者, 同一受診者のポジショニングを経年的にさかのぼって評価検討した. 【対象と方法】検討会に継続参加の10名(10施設)のうち, 同一撮影者が撮影した同一受診者で経年的にさかのぼって評価できたマンモグラムを, 精中委施設画像評価(24点満点各項目...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2008, Vol.17 (3), p.458-458
Hauptverfasser: 中山崇, 平松佐和子, 石黒志穂, 阿部宣子, 中川政代, 野口真, 中田恵, 宮崎千恵子, 赤堀泰一郎, 原孝彦, 金井信博, 藤原靖久, 古妻康之, 阪本康夫, 古妻嘉一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】マンモグラフィ(MMG)検診はデジタルMMGや比較読影が増え, ポジショニングの良いマンモグラムが一層必要とされてきた. 当ゼミでは, 医師, 技師参加の読影と画像の検討会(週1回, 平成15年11月発足)にポジショニング検討会を加え(4ヶ月毎, 平成17年7月発足), これらの成果を報告してきた. 今回は比較読影の質を上げるために, 同一撮影者, 同一受診者のポジショニングを経年的にさかのぼって評価検討した. 【対象と方法】検討会に継続参加の10名(10施設)のうち, 同一撮影者が撮影した同一受診者で経年的にさかのぼって評価できたマンモグラムを, 精中委施設画像評価(24点満点各項目4点満点)とポジショニング評価基準〈私案〉(P-A・B・C・D), さらに乳房圧迫圧も検討した. 【結果】ポジショニング評価〈私案〉で読影不能なP-Dは, 30%から10%に減り改善されてきた. 画質への影響の大きい圧迫圧は撮影者間で明らかな差を認めた. 【考察】質の高い比較読影には, 適切な乳房圧迫圧から得られた良いポジショニングのマンモグラムが必須である. 今後も読影とポジショニングを継続して検討し, 画像を改善し読影力の向上に役立てたい.
ISSN:0918-0729