O-182 マンモグラフィCRハードコピー診断への移行に伴う読影上の注意点について

マンモグラフィはデジタル化へ進んでおり, 当院もスクリーン・フィルム(S/F)からCRハードコピー診断(CR)に変更となった. これに伴い, 読影に際しての感想をアンケート調査したので報告する. S/Fは撮影装置:Senographe DMR/フィルム:MinR2000 CRは撮影装置:同/使用カセッテ:CP1M200/Cプレート/読み取り装置:REGIUS V stage MODEL190/ドライイメージャ:DRYPRO793ボランティア30人をS/FとCR両方で撮影し, 医師6人・技師6人が1. 画質2. 石灰化・FAD~腫瘤の評価3. 総合評価等について比較検討した. 1. 全員がCRの...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2008, Vol.17 (3), p.451-451
Hauptverfasser: 村田陽子, 曳野肇, 中島清貴, 佐藤知子, 藤原理香, 古川晴美
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:マンモグラフィはデジタル化へ進んでおり, 当院もスクリーン・フィルム(S/F)からCRハードコピー診断(CR)に変更となった. これに伴い, 読影に際しての感想をアンケート調査したので報告する. S/Fは撮影装置:Senographe DMR/フィルム:MinR2000 CRは撮影装置:同/使用カセッテ:CP1M200/Cプレート/読み取り装置:REGIUS V stage MODEL190/ドライイメージャ:DRYPRO793ボランティア30人をS/FとCR両方で撮影し, 医師6人・技師6人が1. 画質2. 石灰化・FAD~腫瘤の評価3. 総合評価等について比較検討した. 1. 全員がCRの高コントラストを認めた. 粒状性はS/F優位であった. 2. 石灰化存在診断はCR優位, 形態診断はS/F優位であった. FAD~腫瘤については, 読み過ぎの不安がみられた. 3. 半数が, CRは違和感はあるが慣れの問題と考えていた. また, 全員が感度が高くなりそうと感じ, 8人は特異度も高くなりそうとした. 総合的に「好き」な画像は, 技師はS/Fであり医師はCRであった. 同一被験者のフィルムを比べてその違いに気づいたという感想が多く, CR画像の特性の情報提供が重要と思われる.
ISSN:0918-0729