P-108 デジタルマンモグラフィの適正な撮影条件の検討

【目的】撮影条件の違いによる画質の差を調べ, 受像系に適した乳房の厚さに対する適正な撮影条件を検討する. 【方法】異なる受像系(DR2社, CR2社)でファントム厚, 管電圧, mAs値, ターゲット/フィルタ材質を変化させた時のCNRの変化をEUREF法によって測定するとともに, 平行平板型電離箱により照射線量を測定し, 線量とCNRの関係を求める. 【結果】ファントムが厚くなるほど, CNRは急激に低下していく傾向が見られた. 受像系とファントム厚の違いによって, CNRが高い値を示す管電圧は異なっていた. 線量を増やせばCNRは上昇するが, ある程度の線量でそれ以上の上昇が見られない装置...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2008, Vol.17 (3), p.414-414
Hauptverfasser: 藤田咲貴, 中曽裕子, 小山修司, 小柳仁美, 黒田ひとみ, 堀田勝平
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】撮影条件の違いによる画質の差を調べ, 受像系に適した乳房の厚さに対する適正な撮影条件を検討する. 【方法】異なる受像系(DR2社, CR2社)でファントム厚, 管電圧, mAs値, ターゲット/フィルタ材質を変化させた時のCNRの変化をEUREF法によって測定するとともに, 平行平板型電離箱により照射線量を測定し, 線量とCNRの関係を求める. 【結果】ファントムが厚くなるほど, CNRは急激に低下していく傾向が見られた. 受像系とファントム厚の違いによって, CNRが高い値を示す管電圧は異なっていた. 線量を増やせばCNRは上昇するが, ある程度の線量でそれ以上の上昇が見られない装置と, 上昇を続ける装置がみられた. 【考察】デジタルマンモグラフィは, 線量の増減より管電圧および付加フィルタの違いによるCNRの変動幅が大きく, 使用装置の特性を熟知した上での撮影条件の設定が重要と考える.
ISSN:0918-0729