P-28 マンモグラフィ, 超音波併用検診の有用性

平成16年に厚生労働省通達により, マンモグラフィ(以下MMG)を基本とした乳がん検診が示された. 当院では複数の市町村の乳がん検診を行っているが方法はそれぞれ異なる. 今回, 視触診とMMG1方向検診, 視触診とMMG2方向検診, 視触診とMMG1方向と超音波(以下US)併用検診の比較検討をする. 平成17年度における検診結果は, 触診とMMG1方向検診では, 受診者数620名, 要精検者数59名(9.516%), がん発見者数1名(0.161%)であった. 視触診とMMG2方向検診では受診者数1883名, 要精検者数206名(11.099%), がん発見者数4名(0.212%)であった....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2007, Vol.16 (3), p.477-477
Hauptverfasser: 神谷有希, 渋谷智顕, 山本悟, 竹内賢, 高橋治海, 石原和浩, 西尾公利, 森川あけみ, 田中史朗
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:平成16年に厚生労働省通達により, マンモグラフィ(以下MMG)を基本とした乳がん検診が示された. 当院では複数の市町村の乳がん検診を行っているが方法はそれぞれ異なる. 今回, 視触診とMMG1方向検診, 視触診とMMG2方向検診, 視触診とMMG1方向と超音波(以下US)併用検診の比較検討をする. 平成17年度における検診結果は, 触診とMMG1方向検診では, 受診者数620名, 要精検者数59名(9.516%), がん発見者数1名(0.161%)であった. 視触診とMMG2方向検診では受診者数1883名, 要精検者数206名(11.099%), がん発見者数4名(0.212%)であった. 視触診とMMG1方向とUS併用検診では, 受診者数2699名, '要精検者数173名(6.410%), がん発見者数11名(0.408%)であった. がん発見率で比較してみると, MMGとUSの併用検診が一番高い結果となった. これは, MMGでは所見が認められなかったが, USでは有所見であったものがある. MMG, US併用の乳がん検診は有用であると考える.
ISSN:0918-0729