P-25 当院医師が関与する3つの検診施設の乳癌検診の現状と問題点
乳癌検診の方法は40歳以上の受診者にMMGを基本検査として視・触診を行なうべきであるが, 現状では異なる. また, 検診の目的であるところの乳癌死亡率の減少のために検診受診率を60~80%まであげる必要があるが, 現状では不可能である. 当院医師が関与している検診施設3ヶ所(A, B, C)の検診の現状と問題点について検討した. A施設ではすべての年齢の受診者にMMGおよび視・触診検診(2年毎), B施設では視・触診とMMGの併用または希望によりMMGのみ, また企業と契約によりMMGを行わず, USを行っていることもある. C施設では視・触診を中心に40歳以上の受診者に2年毎のMMGを行って...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2007, Vol.16 (3), p.476-476 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 乳癌検診の方法は40歳以上の受診者にMMGを基本検査として視・触診を行なうべきであるが, 現状では異なる. また, 検診の目的であるところの乳癌死亡率の減少のために検診受診率を60~80%まであげる必要があるが, 現状では不可能である. 当院医師が関与している検診施設3ヶ所(A, B, C)の検診の現状と問題点について検討した. A施設ではすべての年齢の受診者にMMGおよび視・触診検診(2年毎), B施設では視・触診とMMGの併用または希望によりMMGのみ, また企業と契約によりMMGを行わず, USを行っていることもある. C施設では視・触診を中心に40歳以上の受診者に2年毎のMMGを行っている. 40歳未満では視・触診のみで所見があればUSを行っている. 読影体制においてはA施設およびC施設では2重読影を行っているが, B施設ではされ行っていない. 精検受診率はB施設91%(H16), 81%(H17), 63%(H18)と次第に低下しており, C施設では約80%(H18)である. また, 受診率低迷の現状をA施設関連の一つの町の乳癌検診を例に検診のあり方と問題点を論ずる. |
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ISSN: | 0918-0729 |