O-147 マンモグラフィのX線量子モトルを考慮した液晶ディスプレイにおける粒状性評価

【目的】本研究では, 液晶ディスプレイ(LCD)に表示した一様曝射画像のWiener spectrum(WS)を測定し, X線量子モトルを考慮した粒状性評価を行うことを目的とする. 【方法】マンモグラフィ装置で得た一様曝射画像をLCD上に表示させ, ディジタルカメラを用いた粒状性評価法によってWSを測定した. また, LCDのみの粒状性も同様の方法で測定した. さらに, 一様曝射画像のディジタルWSからLCDで表示した場合のX線量子モトルを計算し, 比較, 検討した. 【方法】撮影mAs値により, LCD上に表示した画像のWS値が変化した. また, 一様曝射画像から直接求めたディジタルWSを比...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2007, Vol.16 (3), p.439-439
Hauptverfasser: 藤田尚利, 西村裕子, 山崎明日美, 市川勝弘, 小寺吉衛
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【目的】本研究では, 液晶ディスプレイ(LCD)に表示した一様曝射画像のWiener spectrum(WS)を測定し, X線量子モトルを考慮した粒状性評価を行うことを目的とする. 【方法】マンモグラフィ装置で得た一様曝射画像をLCD上に表示させ, ディジタルカメラを用いた粒状性評価法によってWSを測定した. また, LCDのみの粒状性も同様の方法で測定した. さらに, 一様曝射画像のディジタルWSからLCDで表示した場合のX線量子モトルを計算し, 比較, 検討した. 【方法】撮影mAs値により, LCD上に表示した画像のWS値が変化した. また, 一様曝射画像から直接求めたディジタルWSを比較すると, 1.0cycle/mm付近において同様の傾向が得られた. これより, X線量子モトルがLCD上でも再現されていると考えられた. 【結論】X線量子モトルを含めた粒状性評価では, X線量に依存したWS値の上昇と, LCDの画素構造に依存した周期成分が確認できた. また, ディジタルWSと比較することで, LCD上でのX線量子モトルの再現も確認することができた.
ISSN:0918-0729