O-59 市町村合併後の福知山市の乳がん検診の現状

【目的】市町村合併後の福知山市の乳がん検診の現状を精度管理と受診率の観点から報告する. 【方法】旧福知山市では乳がん検診精度管理委員会を設置して質の高い検診に努めてきた. その一つが旧福知山市の読影方式(2施設の医療機関で視触診とMMGの一次読影をした後, 精度管理委員会の運営する読影会でMMGの二次読影および最終判定する)で, この方式が市町村合併後も継続できたか, また合併前後で受診率がどう変化したかを検討する. さらに, 仕事を持つ年代の受診率の向上を目的に実施している休日集団検診の成果についても検討する. 【成績】市町村合併前の三町には検診車による集団検診を行い, MMGの読影は旧福知...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2007, Vol.16 (3), p.395-395
Hauptverfasser: 田上修司, 冨士原正人, 下山恵司, 川上定男, 松本任司, 長澤聡, 糸井良仁, 足立美奈子, 四方真弓
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】市町村合併後の福知山市の乳がん検診の現状を精度管理と受診率の観点から報告する. 【方法】旧福知山市では乳がん検診精度管理委員会を設置して質の高い検診に努めてきた. その一つが旧福知山市の読影方式(2施設の医療機関で視触診とMMGの一次読影をした後, 精度管理委員会の運営する読影会でMMGの二次読影および最終判定する)で, この方式が市町村合併後も継続できたか, また合併前後で受診率がどう変化したかを検討する. さらに, 仕事を持つ年代の受診率の向上を目的に実施している休日集団検診の成果についても検討する. 【成績】市町村合併前の三町には検診車による集団検診を行い, MMGの読影は旧福知山方式で行った. また合併前後で受診率の低下はなかった. 休日検診と平日検診を年齢別受診率で比較すると, 休日検診の30~50代において増加傾向が認められた. 【結論】市町村合併後一年目は受診率の低下も無く, 高い精度管理を維持して乳がん検診を行うことができた. 休日集団検診は仕事を持つ年代の受診率の向上に有効であったが, 決して満足のいくものではなく, 受診率向上に向けて更なる努力が必要と考えられた.
ISSN:0918-0729