P-11 STマンモトーム生検における石灰化の形態・分布と病理結果の検討

【目的】マンモグラフィ検診の導入により日常の検診・診療において, 石灰化症例が増加しており, 当院では, 2002年よりステレオガイド下マンモトームを導入している. これらの症例を病理結果と照らし合わせ, 比較・検討する. 【対象・方法】2004年1月~2006年2月の間に140例を実施し, 有資格技師3名で再度カテゴリー(C)分類をおこなった結果, C2:4例(他施設より紹介), C3:69例, C4:59例, C5:8例であった. そのうち悪性は全症例中37例であった. 【結果】C2は全て良性であり, カテゴリーが上がるほど, 悪性率が高くなった. しかし, 「多形性・集簇」に対し, 同じ...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2006, Vol.15 (3), p.473-473
Hauptverfasser: 山田恭子, 清水由歌, 米澤利佳, 沼倉幸子, 片山和久
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】マンモグラフィ検診の導入により日常の検診・診療において, 石灰化症例が増加しており, 当院では, 2002年よりステレオガイド下マンモトームを導入している. これらの症例を病理結果と照らし合わせ, 比較・検討する. 【対象・方法】2004年1月~2006年2月の間に140例を実施し, 有資格技師3名で再度カテゴリー(C)分類をおこなった結果, C2:4例(他施設より紹介), C3:69例, C4:59例, C5:8例であった. そのうち悪性は全症例中37例であった. 【結果】C2は全て良性であり, カテゴリーが上がるほど, 悪性率が高くなった. しかし, 「多形性・集簇」に対し, 同じC4の「淡く不明瞭・区域」の石灰化は, 癌の確率が低いというように, 石灰化の形態・分布によって, 悪性率に差が生じた. 【まとめ】カテゴリーは, 石灰化を評価する上で有用であるが, 様々な形態・分布が混ざったものも多く, 結果からフィードバックすると違う見方ができるものもある. 今後さらに検討を重ねていきたい.
ISSN:0918-0729