O-109 沖縄県石垣市における乳癌検診の現状
石垣市は沖縄本島から420km離れた人口47000人の離島で, 平成15年からマンモグラフィー検診が導入された. 石垣市における乳癌検診の現状と問題点について考察した. 石垣市の委託を受けた委託施設が, 毎年2週間スタッフを派遣し集団検診を行っている. 平成15年, 16年の対象者はそれぞれ7789, 7897人で, 視触診受診者はそれぞれ2215(28.4%), 2449(31.0%)人で, マンモグラフィー受診者は527(6.8%), 1026(13.0%)であった. マンモグラフィー併用検診の要精査率は平成15年18.6%, 16年6. 4%で, 乳癌発見数は平成15年2(0.38%)人...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2006, Vol.15 (3), p.445-445 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 石垣市は沖縄本島から420km離れた人口47000人の離島で, 平成15年からマンモグラフィー検診が導入された. 石垣市における乳癌検診の現状と問題点について考察した. 石垣市の委託を受けた委託施設が, 毎年2週間スタッフを派遣し集団検診を行っている. 平成15年, 16年の対象者はそれぞれ7789, 7897人で, 視触診受診者はそれぞれ2215(28.4%), 2449(31.0%)人で, マンモグラフィー受診者は527(6.8%), 1026(13.0%)であった. マンモグラフィー併用検診の要精査率は平成15年18.6%, 16年6. 4%で, 乳癌発見数は平成15年2(0.38%)人, 16年5(0.49%)人であった. マンモグラフィー導入以前の乳癌発見数は0~2人であったのに比べ発見数の増加が認められ, その効果が認められた. しかし, 検診期間が限られており, 期間中のマンモグラフィー検査可能数は1500人程度と考えられ, 今後の受診者増加に対応できないと予想される. 今後は個別検診の導入など, 検診体制の再検討が必要であると考えられた. |
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ISSN: | 0918-0729 |